今日は、毎月開催しているあがり症読書会を立川で開催しました。
「あがり症は治さなくていい」(旬報社)佐藤健陽著
という本を元にした読書会という名の、あがり症の方向けの勉強会のようなものです。
参加者は4名。
あがり症を含め、人前で話すのが苦手な方や、プレゼンが迫っている方、あるいは精神科で社会不安障害(社交不安障害)と診断された方、面接が苦手な方、書痙(手が震える悩み)の方などが集まりました。
毎回そうですが、やる内容は事前に用意しません。
その場での皆さんの自己紹介等の内容に応じて臨機応変に決めます。
今日はある参加者の方から、森田療法とアドラー心理学を教えてほしいとのコメントを頂き、急遽、講座形式でシェアタイムなども設けながらやっていきました。
キーワード的に出ていた内容は以下。
・あがり症の悩みが大きい時、孤立している
・あがり症の方は敵探しをする
・究極目標への手段の過ち
・不可能を可能にしようとするあがり症者
・あがらないようにあがらないようにとあがることばかり考えている
・理想と現実のギャップが劣等感だが、上がり症の方はあまりに高い理想を持つため、それが劣等コンプレックや優越コンプレックスとなってしまう
・劣等コンプレックスとは、あがり症の苦しみのあまり嫌な場面を回避し続けること
・優越コンプレックスとは、理想の自分を維持するために表面的でもいいからあがってないフリ、冷静なフリ、手が震えていないフリをするもの
・優越コンプレックスの時、理想の自分を演じるが、それはあたかも爪先で立って背伸びしているかのような状態のため、あまりに苦しい
・その時、自己一致していない。自分ではない誰かを演じて自分が分からなくなる
・あがったかどうかで価値判断してしまう。そもそもあがった時の自分はダメであがらなかった時の自分はオッケーとやっている限りは、そこに評価基準を置いてしまうので、あがることに注目してしまう
・100点満点中98点できて、2点ができていなかった時、そのできなかった2点をあってはならないこととして注目ててしまうため、逆にそれが98点ぐらいになってしまう
等々等々・・・
終わらなくなりそうなんでこの辺にします。
ハッキリ言ってこの内容でこの値段は超お得です。
なにしろ、世にあるあがり症講座はほとんどが対症療法のテクニックの話ばかりですからね。本質的な話にまではいかないんですよね。
本質的とは、あがり症は「症状へのあり方と生き方の病」なので、そこにまで話が及ぶという意味です。
そのうち、オープンカウンセリングとかもしようかななんて話しました。
そしたら、ただでカウンセリング受けられるんですからね。
まぁ、やるかやらないかは、その時の参加者次第ですが。
今後も毎月やっていきますので、ご興味ある方は是非いらしてくださいね。
今後の予定は以下。