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(ブログ移設に伴う過去ブログ転載記事)


神経症を森田療法で改善しようという自助グループ、生活の発見会関東第一支部のHPの書籍紹介に、

「あがり症は治さなくていいー大切なことはアドラーと森田正馬に教えてもらった」佐藤健陽著(旬報社)が掲載されました。

生活の発見会関東第一支部「森田のほん」書籍紹介

http://www.morita1.net/m-b/book.html

一番読んでほしい方々がいらっしゃるところで、是非そういった悩んでいる方々に読んで頂きたいものです。

読んだ方から、しばしばご感想として頂くのが、これはなにもあがり症に限った内容ではないということです。

そうなんですね。

実はこの本は、神経症の中のあがり症という一部分について重点的に取り上げたもので、「あがり症」という部分を例えば、「パニック障害」、「強迫神経症(強迫性障害)」、「うつ」などに変えても、内容的に遜色ないものと自分としては思っています。

ありがたいことにamazonの読者レビューでも、パニック障害の当事者の方から、今まで読んだパニック障害の本の中で一番良かったというご感想を頂きました。

<読後レビューより>

パニック障害で何年も苦しみたくさんの本を読みましたが、その中で一番感銘を受けました。 何故こうなってしまったのか、どうしたら治るのか、ずっともがいていましたが、ものすごく気持ちが楽になり、違う視点で物事を捉えることができるようになったように思います。 もちろんまだ症状はありますが、偏っていた思い込みを少しずつ外し、より良く成長するためのきっかけになってくれる本だと思います。 長く苦しんできた人にこそオススメしたい。 またこの本を書いてくれた著者に感謝します。

みんな、治そう治そうとするから、症状を治すことにばかり囚われたり、治らない自分を責めたりするんです。

症状以上に二重にも三重にも苦しんでいる。

そうじゃないんです。

治る、より良くなるという可能性は捨ててはいけません。

希望なき所に未来はないからです。

しかし、その治りたいというエネルギーを症状に向けている限りははまります。

症状はあってもなくてももうそれはどうしようもない、仕方ないと置いておいて、本来の森田正馬が言う所の「正の欲望」、そこにエネルギーを注ぐ。

そうすることで症状は副次的に改善されていくんです。

つまり症状を治さずして症状を治すんです。

症状は確かに治せないかもしれない。

しかし、人は今よりより良く生きられる。

私はそれを信じています。

生活の発見会関東第一支部「森田のほん」書籍紹介http://www.morita1.net/m-b/book.html


(参考記事)
あがり症自助グループ「生活の発見会」寄稿文掲載(2018年4月号)