今日は音読、声を出して読むことが苦手な人のためにどうしたらいいのか、その辺のことについてお話ししていきたいと思います。

会社でも学校でも、書類であるとか教科書であるとか、色んなものがありますね。

会議であったり授業では、それを読まなきゃならないわけですけれども、その時にすごい緊張しちゃって声が震えてしまうという人がいます。

私もそうだったんですけれども、もう喋ってると息が続かないんですね。

緊張のあまり口パク状態になっちゃった。
金魚が水面に口パクパクして、もう無理みたいな感じになっちゃう。
でも声が続かないでブルブル震えちゃって、それがまた恥ずかしい。

人に気づかれたらどうしよう、また声が震えちゃったらどうしようと考えるわけですね。

それで、もう二度とあんな恥ずかしい思いしたくないということで、まあ、みんな必死にあれをどうしよう、どうしたらいいのかしらと考えるわけなんですけども、一回そういう風になると囚われる。

上がること声が震えることに囚われちゃうと、どうしてもそのことばっかり考えて、その時声が震えて苦しいだけじゃなくて、その前も苦しいんですよね。

来週会議でこれを読まなきゃならない、会社の打ち合わせでここを読んで伝えなきゃならないという時に、頭がどっかいっちゃって真っ白になってしまうという人もいます。

これがまた、責任ある立場の方、課長、部長、管理職であると部下にこんなみっともないところを晒してはならない、見られてはならない、恥ずかしい思いをしてはならないってことで必死に隠そうとするんですけれども、隠そうとしてもね、頭ではそう思ってもね体の方は少しも隠してくれないわけですね。

これじゃあ何とも大変ですね。

緊張と不安なんてなくなればいいんですけれども、頭で考えてコントロールしようと思ってますが不可能なわけです。

そしてその不可能なことに、なんとかしなきゃなんとかしなきゃということで取り組んでいくわけなのですけれども、じゃあ本番でどうなるかって言うと、そのことばかり考えてしまう。

会議の時なんて会議の内容なんてどっか飛んじゃうですよね。授業もそうですね。

自分の番が来るんじゃないか、もう少しで来る、次の次だというふうに考えて、人の話を聞く余裕すらなくなってしまう。

自分が実際に喋ってるシーンとかを頭でイメージして失敗するんじゃないかっていうのは失敗シーンの予行演習ですよね。

そもそもイメージトレーニングっていうのはスポーツの世界であるわけですけれども、自分のいいところをイメージするわけなんですが、それは心の状態も当然無理だって思っているイメージじゃ成功しませんよね。

あがり症の方っていうのは、恐怖であるとか不安であるとかそういったものを元にして自分の本番シーンをイメージするので、恐怖を前提にしたイメージってのは結果としても恐怖のイメージ結果しか生まない。

つまり、あがるんじゃないかと恐れてイメージトレーニングじゃないですけも、あがるシーン本番シーンをイメージする人は、あがることを実現するかのようにイメージトレーニングし続けるんですね。

本人の望まぬことをなんとかしなきゃと思いながらも望まぬ結果に。

努力逆転の法則じゃないですけども、かえって自分を苦しめるようになってしまった。

じゃあどうすればいいかってことなんですけれども、音読恐怖の方、これはねとにかく集中しきるしかないです。

あがり症は自分への囚われ、他者の目への囚われ、人にどう思われるかという囚われなので、このベクトル、自分の緊張、自分の声が震えるという一つのベクトルと、他者にどういう風に思われるか、バカにされんじゃないか、軽蔑されんじゃないか、バレたらもう自分はここにいられないんじゃないかっていう他者からのベクトルを変える必要がある。

どう変えるか?

「他者から」じゃなく「他者へ」というベクトルに変えていく。

他者にどう伝えるか、中身がないような文書があったりするんですけれども、とにかく言葉を伝える。

そのことにだけ意識を、分かりづらそうだったら言い直す、声が震えそうだったら震えてしまったとしても、相手が何言ってるか分かんないとしたらそれを伝えるように、伝わるようにもう1回言い直す。

とにかく文章を読み上げることに集中する。

あがってもあがらなくても、声が震えても震えなくてもとにかく読むことだけに集中する。

プラス、相手に伝えることだけに集中する。

もう一回言いますけれども、あがり症は自分への囚われが大きい病なので、自分に囚われ続ける限りはちゃんとあがり続けます。

その囚われの自分へのベクトルっていうのを変えていく必要があるわけですね。

相手に向けて行く。
相手目線にしていく。

つまり、あがり症の方は自分のためを思えば思うほどうまくいかず、相手のためを思えば思うほどあがり症は軽減していくんですよ。

逆説の病なんですね。

もう一回言います。

音読恐怖の方は、確かにこれあまりにも辛い緊張するかもしれんだけれども、とにかく一語一句読み上げることに集中することが一つ。

そして、いかに相手に伝えるか、そこに集中することが一つ。

そのことだけに意識を置いてみてやってみてはいかがでしょうか。

そして、ごめんなさい、もう一つ、あがりは緊張はあるなっていうことで、ただそれを観察するだけでいいです。

声がブルブル震えてたら、辛いけど震えてる、洒落なんね~という風に思う。

それだけでいいです。
それをやってみてはいかがでしょうか。

はい、今日はこれで終わります。
ありがとうございました。

(ポッドキャスト音声配信データを文字起こししたものです。以下無料ダウンロードできます)

(参考記事)
あがり症が治った人たち①(音読恐怖の事例)