やばい、このままでは…

今日アドラー心理学を一緒に学んでいる方と打ち合わせをしました。

「あがり症は治さなくていい」というタイトルの本を昨日発売開始したんですが、その出版記念講演会のことでの相談です。 本の方は、ちょうど今日あたりから本屋に並び始めていると思います。

て、言いながら、今日何軒か本屋を回ったんですが、置いていませんでした。
まぁ、初めての出版部数の少ない私の本ですから仕方ないのかもしれません。

と言いつつ、amazonの予約は誰一人届いていないようで、編集者によると悪くない申し込み状況のようです。

それで出版やら、新しい事業やら、3月3日の講演会やら、生まれて初めての確定申告やら、ここのところ全然仕事が追い付いてなくて、死にそうなぐらいで夜も詰めて働いていました。

そのせいか、疲れが溜まったのか、今日は風邪気味でグロッキーでした。そのため頭が回らず、アドラー仲間に、今日ブログ何書けばいいかわかんないとこぼしたところ、今の状態を書けばいいんじゃないと言われました。

風邪引いて、出版の準備して、仲間に手伝ってもらってとか。なるほど、よくよく考えたら、このブログを初めて3年ぐらいになりますが、あがり症のネタはずっと書いてきたものの、自分の思いとか考えとか、プライベートの事をあまり書いてなかったなと。
そもそもブログっていうのが日記である以上、ある意味それが自然なのかもしれませんが私は全くやっていなかったことに今日初めて気づいたんです。

だからアクセスが少なかったのか!といまさらながらの発見で、これからは少しずつ自分が思ってること、考えてること、近況なども上げていきたいなという風に思っています。

という、風邪でネタがないからこんな感じで今日のブログをまとめた私でした。

 

あがりを外在化する

いよいよ明日が私の出版を記念しての講演会&パーティです。

講演会はお陰様でたくさんの人にお越し頂けます。

ところで、前日になったにもかかわらずなかなか緊張感が湧いてきません。

最近のセミナーや講座をやるときはだいたいこんな感じです。

当日になって急に緊張するパターンです。

しかし、今回の講演会&パーティーのように、自分がその場の中心になって目立つようなことは最も苦手なシチュエーションです。

本来もっと緊張していいはずなのに、なぜ緊張しないのか。

私があがり症がひどかった時は、あがりや緊張という言葉はタブーでした。

もう見るだけで身の毛がよだつ。

緊張という言葉は恐ろしくて十年以上喋ったことはなかったと思います。

ところが。

今回の講演会では準備を手伝ってくれる仲間の方々のスレッドやら、お越し頂ける方々にあがりや緊張という言葉を喋りまくっています。

あがりっぷり見に来てくださいとか、テンパってるところを温かく見守ってくださいとか、あがってやるとか、よしあがるぞー!とか。

何を言いたいか?

要はこれまでは「あがらないように」という鉄の掟を必死に守ろうと生きてきたのを逆振りしているんですね。

しかも最も恐れていた「あがり」という言葉をまるでネタのようにして喋る。

これを外在化と言います。

あがりが自分自身であり、あがりが自分にぴったり張り付いて離れない、あがり=私だった人生から、あがりを外に出して自分から切り離したんですね。

こうすると気持ちが楽になるんです。

あがりに限りません。

自分の駄目っぷりをネタにして、それお笑ったり、おかしく他人事のようにいじりまくると、その時その症状その悩みは自分から離れていくのです。

あがり症は治さなくていい~治さずともあがり症は良くなると私は思うのです。

 

あ、治さなくていいんだ・・・

先日、ある方に私の本のタイトルについて言われました。

「あがり症治さなくていい」という言葉ににほっとする、タイトルを見て買おうと思ってたと。

と、言っているその人は、なんと講師歴20年以上の大ベテランです。

本当ですかーと言ったところ、緊張するのよ私も、特に知らない人の前とかだったらねと言っていました。

ということで直接、本をお渡しました。

 

相当そのタイトルが良かったようなので私は言いました。

最初は「あがり症治すな」っていうふうに決めていたんです。

その方は言いました。

あがり症は治すなだと、なんかきついって言うか押し付けられてる感じ。

ところが治さなくていいだと自分からなのよね。

あ、いいんだっていうか、自己肯定感っていうの?が上がるような気がするのね。

なるほどと思いました。

あがり症の方は願います。

これさえなければと。

あがり症を治したいんです。

あがり症が苦しいんです。

なのに、なのに願えば願うほど、それが遠ざかる。

私たちに必要なことは、これまで色んなことをやって上手く行かなかったアプローチを一旦脇において、逆発想でやってみる必要があるのではないでしょうか。

あがり症は治さなくていいんです。