こんにちは。

 

勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤と申します。

 

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、克服者、治療者 という全ての体験を経た勇気づけカウンセラーが、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症の仕組みや克服法、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。

 

 

 

昨日は認知行動療法の技法で七つのコラム(認知再構成法)について語りました。
これは認知の歪みがある場合、つまり客観的視点と主観的視点のギャップがある場合に有効です。

あがり症の方においては過剰なまでに自分にスポットライトを当て、虫眼鏡で自分の欠点をあら探しするような所があります。そうして映った自分はそりゃあ客観的なものと異なりますよね。

現実というものはあがり症の方が思うほど単純ではありません。
現実は多面体です。
一面からの視点で凝視すると他の面からの見え方があることに気付かないでいてしまうのです。
七つのコラム(認知再構成法)はそういった多面的なものの見方ができるようにしていくものです。
それにより心の負担を軽減させるのです。

そして今日は違う技法について説明します。
あがり症の症状が重い時は他の障害を併発していることが良くあります。
多いのはパニック障害でしょうか。うつ状態もそうです。

あがり症の方の状態が悪化していくと負のスパイラルにより自己肯定感を益々低下させていくとともに、活動量も減っていき引きこもりがちになります。
そうして自責の念にかられ自己否定と共に全てが回避的になっていきます。

回避は麻薬と一緒であり、その時はホッとするのですが、リスクを怖れ麻薬に逃げた自分を見て自信を喪失していきます。
およそ壁の高さというものは一旦逃げるとその後は益々高くなるのが実状です。
次にチャレンジするのは前回よりも勇気が必要になります。
もはやこの時においては回避せざるを得なくなります。
そうして回避中毒になっていくのです。

こうして勇気をなくし、自信を喪失したうつ状態のあがり症の方が目の前に来た時、はい七つのコラム(認知再構成法)などと言っても、そうは入りません。
考えること自体が難しくなっている時はちょっと負担になりすぎるのです。

こういった時は認知に働きかけるよりも行動の方へのアプローチが有効です。
そこで活動記録表というものを使います。

これは一週間毎日の時間ごとに何をしてその時の気分はどれぐらい良かったのかを0~100で記録していくものです。
例えば、朝食30%、通勤10%、入浴50%などといったように時間ごとに記入していくのです。

そうして付けた一週間のデータを元に、その人が何をしていた時に気分が良かったのか調べ、良い行動は増やしていきます。
それ以外にも自分の生活の傾向が見えてきます。
何をした時に自分の調子が悪くなるのか、あるいは睡眠との関連性等々、分かっているつもりの自分の生活に新たな気付きが得られるのです。

それ以外にもリラクゼーション、散歩、運動、余暇等々本人にとって有効なものも相談の上で日常に付け加えていきます。
そうして日々の活動量を増やしていくことで気分の向上を図っていくのです。

それによりメンタル的体力が付いてきたら七つのコラム(認知再構成法)などにも取り組んでいくことになります。

 

(明日に続く)

 

 

 


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