こんにちは。

 

勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤です。

 

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、克服者、治療者 という全ての体験を経た勇気づけカウンセラーが、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症の仕組みや克服法、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。

ある方がご自分のネガティブな思考に悩んでいるということで私の前にきました。
その方は、ご自身の身体の進行性の障害により徐々に悪化していく自分の体や環境の変化に、心が対応できていないご様子でした。

その方は認知行動療法をやってほしいとのことでしたが私は後に回しました。
それよりもその人が望む解決像やそのためにできることを知りたかったので、そういったことをまずは聞いていきました。

今よりほんの少しでも良くなっているとしたらどうなっているか?
その時の自分は今とどう違うか?
そのために何かできそうなことはあるか?
等々聞いていきました。

すると彼女はおもむろに「話し方教室に通いたい」と言いました。
ホエ?といった表情で私が反応すると、彼女は、「社交不安障害なんです」と答えました。
ご様子を見ているととてもそうは見えません。
そして私はすかさず答えました。
「奇遇ですね、私もそうなんです。」と。
彼女もまた、とても信じられないといった表情で私を見ます。
さらに私は追撃の手を緩めません。
淡々と、かつ、強く言い切りました。
「社交不安障害は必ず良くなりますよ」。
明らかに彼女の顔が変わるのが分かりました。

私は常々感じるのですが、カウンセラーのあり方がいかにクライエントに影響を与えるかということです。

言葉づかいは正しいかもしれないがそこに暖かみや心がこもっていない時、言葉は正しいかもしれないが言葉に魂が入っていない時、言葉は正しいかもしれないがそこに確信が伴なっていない時、こういった時はクライエントの心に入りにくいんですね。

自分自身でもこういった言葉を発している時、非常に違和感を持ちます。
自分自身が発した言葉に疑念を抱きます。
話している本人がそうなのですから、きっと相手にも伝わりやすいのではないかと思います。

今回、私が発した「社交不安障害は必ず良くなりますよ」という言葉は根拠はありません。
しかし、山の達人が晴れているのに間もなく雨が降るよと言いきってそれが当たるかのように、私もさも当然のように必ず良くなりますよと言い切りました。
この確信が彼女に伝わったのです。

このやり取り自体がカウンセリング的要素を持ちます。
なぜなら、あまりに高い壁と信じていたものが、あれ?違うのかな?といったように固着した思いこみを緩める作業となるからです。

カウンセラーとして、神レベルとも言われる東豊先生はあるセミナーで言いました。
「カウンセラーが問題と思えばそれは問題になる。カウンセラーが問題と思わなければそれは問題にならない」と。
いわば、カウンセラー自身が問題を作り出していると言うのです。

そして東先生は言いました。
「私はカウンセリングが始まる前に既にクライエントの問題は解決すると思っている」と。
プロフェッショナルが集まっている聴衆は静まり返りました。

問われるのはカウンセラーの信念であり、クライエントの可能性や回復力を信じることなのです。
これは我々カウンセラーに突きつけられた大きな課題なのです。

 

 

 

 

 


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