あがり症で長年悩んでいるのですが、心療内科や精神科、カウンセリングルーム等は通うのが難しいです

Q. あがり症で長年悩んでいるのですが、心療内科や精神科、カウンセリングルーム等はあまりに診察、相談料が高額すぎてとても通うことは難しいです。
16年位、あがり症でどんどん酷くなっていて辛いので治したいのですが、病院やカウンセリングルームほど費用がかからず、相談できるようなところはないでしょうか?

私は30歳の女性なので、できれば女性の方が良いのですが、そんな所はないですかね?
認知行動療法というのも心療内科やカウンセリングルームで先生がいて治療していくものですよね。
ネットを見たり本を読んだり、気持ちを変えようとか自分で試みても効果ありませんでした。
自分一人では治すのはとても無理があると思います。
ご自身があがり症、社会不安障害で悩んでいる方、その経験がある方、または知識がある方いらしたら、情報いただけたら有り難いです。

A. 一つには自助グループがあるかと思います。大きなところでは生活の発見会という約50年続く組織もあります。

ここでは同じような悩みを持つ仲間との語り合いや、あがり症克服に有効な森田療法を定期的に講座で安価で学べるようです。講座の方は日本全国どこでもやってるかどうかは詳しくは分かりませんが。以下。

生活の発見会

[blogcard url=”https://hakkenkai.org/”]

あと、無料カウンセリングを含め、森田療法を実施している医療機関などが以下にあります。

公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団

[blogcard url=”http://www.mental-health.org/mobile/morita.html”]

そしてもう一つには、定期的に精神科に通院されている人の薬や精神科デイケア等を含めた医療費に対する公費医療負担制度として、自立支援医療制度があります。

これは収入にもよりますが、昨年度収入に応じて、本来は3割負担の医療費を1割負担あるいは無料とするものです。こういった形で費用負担を抑えて精神科に通うやり方もあるでしょう。

 

 

あがり症で授業中とても緊張してしまいます。

Q. あがり症で授業中とても緊張してしまいます。

それですごく肩が凝ります…。
なので授業中も緊張せずリラックスできる方法を教えてください。

A. あがり症には目的があります。

つまり緊張してリラックスできないのにも目的があり、それは、危険が近づいている!備えよ!というアラームです。

ですから肩が凝るのは必然です。

肩が凝らないことを求めるのならば、目的が変わらない限り成し得ないでしょう。

目的とは、失敗しないため。
しかも過剰なまでに。

なぜそこまで過剰にアラームが鳴るのか?

それは、あなたの究極的な価値観に「自分の価値を損なってはならない」、「自分の有効性や能力が試されることは危険だ」といったものがあるからです。

その秘められた価値観を必死に守り抜くためアラームが鳴るのです。

その秘められた価値観があるからこそ緊張と不安を使って守り抜こうとするのです。

つまりあがり症の症状はあなたの価値観を守るために必然的に生じているのです。

最初のご質問、「授業中も緊張せずリラックスできる方法を教えてください」にお答えしましょう。

答えは、服薬でも、呼吸法でも、話し方のテクニックでもなく、「自分の価値を損なってはならない」、「自分の有効性や能力が試されることは危険だ」という価値観を変えること。

「失敗してもいい」、「嫌われることもある」、「否定されることもある」と腹を据えた時、あなたの「緊張せずリラックス」という望みは叶うでしょう。