こんにちは。

 

勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤と申します。

 

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、克服者、治療者 という全ての体験を経た勇気づけカウンセラーが、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症の仕組みや克服法、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。

 

今日は認知行動療法の第一人者である大野裕先生のセミナーに参加してきました。
いやー、相変わらず分かりやすかったです。
たった2時間のセミナーでしたが、かなり収穫がありました。

感じたのは、第一人者であるのにもかかわらず穏やかで慎ましい雰囲気なので、こりゃあ大野先生と話すことそのものがカウンセリング的だなぁ、ということです。
もちろん、話す内容も分かりやすいです。
私の目指すカウンセラー像のうちの一人です。

で、このセミナーの中でいろいろな事例のお話をされましたが、その中に一つ印象的な例がありました。
吃音の例です。

私の担当の方にも吃音の方がいて、その方は今度国立の大きな機関の新しい治療法の治験、いわゆる実験台になってくるそうです。
そこまでせざるを得ないほど吃音というものは本人を苦しめるのでしょう。

それで大野先生の話ですが、大野先生の元に国語の教師が相談に来たそうです。
その方は自分の失敗に悩んでいるというのです。

それは、絵本の読み聞かせの時です。
生徒が読んでくれるだろうと思って「誰か読みたい人手を挙げて」と言ったら誰も手を挙げなかったようです。
それで仕方なく、その先生が読んでいった所、最も大事な所、笑いを取る大事な所で緊張してしまったのでしょう、どもって止まってしまったというのです。
教室はざわつきます。

よりによって人を教える立場である先生にとって、生徒の前でのこの失敗がいかに大きかったのかは想像に余りあります。
大野先生もこの話に胸を痛めたようです。

しかし、待てよと。
そもそも吃音の方が何故教師という職を選んだのか?
ましてや、当然に読む機会が多いであろう、よりによって国語の教師を?

大野先生は率直にそのことを聞いたようです。
するとその国語の先生は答えました。
自分が吃音なだけに言葉の大切さや美しさを伝える国語の教師になりたかったのだと。

そうであるならばと大野先生は続けます。
どもったからといってことばの大切さ美しさが伝わらないわけではないのではないか?と。
その先生はハッとします。

どもった時に失敗したと捉えるのではなく、そのまま自分の価値観に沿ってまた読み続けることもできたのではないか?と。

あがり症の方、社交不安障害の方は緊張を生じさせる場面を想起すると極度に揺れます。
こういった時に恐怖場面に突入するためにはエネルギーが必要となります。

それは、その人自身が人生に何を望むかという価値観こそが、恐怖に突入するエネルギーとなるのです。
価値観が勇気を支えるのです。

 

 

 

 


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