こんにちは。

 

勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤です。

 

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、克服者、治療者 という全ての体験を経た勇気づけカウンセラーが、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症の仕組みや克服法、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。


逆説的指示という技法があります。
この技法は私は使ったことはないんですが、非常に興味があるのでご紹介させていただきます。

この技法を使っているのは、アドラー心理学、家族療法家ジョン・ヘイリー、20世紀のベストセラー10に入ったアウシュビッツ体験記である「夜と霧」を書いた心理学者ヴィクトール・フランクル、20世紀最大の天才セラピストのミルトン・エリクソン等々のそうそうたる面々がこの技法を好んで使っています。

これは文字通り、逆説した指示を出すことです。
例えば、部屋が汚いんですと言えば掃除してはいけません、もう確認行為を止めたいんですと言えばもっとやるように、不眠症患者には寝ないように、等々の指示を出していきます。

もちろんクライエントは混乱しますよね。
眠れないって言ってるのに寝るな?なにそれ?といったところでしょう。

そもそも困難ケースでは、これまでクライエントの方は様々な工夫をしたり専門家に相談してきたことでしょう。
強迫性障害なら確認しないようにとか、不登校の子には学校に行くようになどと言われたのに、うまくいかなくて今があるのです。
これまでと同じような指示や治療ではなかなかうまくいかないことは想定できます。

これはブリーフセラピーという心理療法の哲学である「うまくいっていないのなら何か違ったことをせよ」とも通じるものがあります。
これまでのパターンを変えうる可能性があるのです。

不安神経症の方を例に挙げてみましょう。

人前で字を書くと緊張して手が震えてしまう書痙の方がいるとします。
「人前で字を書かなければならない時どうしても手が震えてしまうんです」と訴えるクライエントに、では今この場で実際に書いて手を震わせてくださいと指示するのです。
「え?」ですよね。

ペンを持って震わせようとしても、わざとだと却ってうまく震わせることができません。
あれっ?変だな?となるのです。
ここでクライエントは何かしらの気付きを得るのです。

実は、これ、逆に手が震えてしまってもいいのです。
手が震えてコントロールできないと言っていたクライエントに、手を震わせるようコントロールすることができましたね、と返すのです。
きちんと手を震わせることができるようになれば、逆のこともできるようになる可能性があります、と。

前述したように、私はこの技法は使ったことがないので、恐らくこんな展開になるのではないかということで書いています。
この技法は丁寧に使わないとリスクもあると思いますが、きちんと対象を見定めて使えば非常に効果的ではないかと思っています。

あがり症の方に「では今から思いっきり緊張しまくってください」とか、「声を震わせて見せてください」などと指示したら、何か化学変化が起こるやもしれません。

あがり症のケースに限らず、相手とリスクを見計らって安全な所から試していきたいと思っています。

(無料質問、無料相談について)

悩み事や相談したいことはあるけどカウンセリングはハードル高いのでちょっと・・・という方は、下記ホームページの「問い合わせ」に佐藤宛で「ブログ見ました」とご連絡ください。カウンセリング申込みは必要ありませんので、お問い合わせのみでご気軽にご質問、ご相談ください。届き次第直接メールで返信し対応させていただきます。

 

カウンセリングルームプレム

http://www.with-prem.com/

 


人気ブログランキングへ   

にほんブログ村 対人恐怖症

対人恐怖症ブログランキング参加用リンク一覧