上京して8年になる。

ずっと東北にいた。

全く無縁だった福祉の仕事に就くために、まずは社会福祉士の資格を取ろうと専門学校に入った。

アルバイトで重症心身障害者施設に勤めた。

全くの無知。
大学を出て麻雀しかやったことのない人生。

37才。

ついでに結構なあがり症。
自己紹介でテンパりまくる。

右も知らない。
左も知らない。

20代の若き先輩たちが丁寧に教えてくれる。

一点だけ心掛けたこと。

「はい」をハキハキと。

「佐藤さん、〇〇ですよ」
「はい!」

「佐藤さん、〇〇してください」
「はい!」

とにかく夢中だった。
この世界で生きていくために、目を皿のようにして何でも吸収しようとした。

若き師匠達は本当に熱心に優しく教えてくれた。
時に真剣に。

移乗といって、排泄介助等の度に利用者を抱えて移動させる。

あるとき、私が一人である人を移乗させた際、若き先輩に指摘された。

「佐藤さん、あれ見てどう思います?」

私はその人を部屋の壁向きに座らせていた。
みんなに背を向けるように。

私は恥ずかしくて顔から火が出そうだった。

私はその人を無意識に「人」扱いしていなかったのだ。

まるで物のように床に置いたのだ。

私は走っていき、その方の向きを変えた。
その方は何も分からず、ただ、あ~、う~と発しながらこれまで同様、同じリズムで床を叩き続けていた。

重症心身障害者の方々と接していると感じること考えることがある。

彼ら彼女らに「心」はあるのだろうか?
彼ら彼女らは一体何のためにこの生を生きているのか?

根源的な問いを何度自分に問いかけても答えは出ない。

しかしだからと言って、彼ら彼女らを支援していく上で、おろそかにしていいはずはない。

おそらく先輩達に聞いても答えは出なかっただろう。

しかし、私はここで、福祉の心構えというものを何よりも教えてもらえた。

若き師匠達のあり方に正直、感銘を受けた。
私は彼ら彼女らの背中を見て対人援助のあり方を覚えた。

今にして思えば、その若き師匠達は別格だったのだろう。
なんてツイていたんだろう。
その人達が私の対人援助デビューの場にいてくれたことが。

次第に何か心が繋がっているというか、信頼しあえている感覚を覚えるようになった。

わずか6カ月。
私は「はい!」を最後まで崩さなかった。
今思えば、あれが「初心」というものなんだろう。

・・・そして今。

「佐藤先生」
「噂に聞いてました」
「あのたけはるさんですね」

なんかモジョモジョしてむず痒くてしょうがないんですね。

慢心しないように慢心しないように慢心しないように慢心しないように慢心しないように

初心忘るべからず。

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