おとといの記事に「育自の魔法ファシリテ―タ―養成講座」のことを書きました。
この時の参加者はオ―ディションと言って、実際にファシリテートを実演して合格しなければならないため皆さん緊張していました。

もちろん、講座自体は安心・安全の場で、笑いあり涙ありの暖かなものでした。
これは育自の魔法が醸し出す独特のものなのかもしれません。
だからこそリピーターが続出するのかもしれません。

しかし、オーディションに備えてのデモンストレーションをしなければならない時は表情が変わります。
みんな明らかに固いです。
ていうか、みんなあがり症なんじゃないの?と思うぐらい。

頭が真っ白になってメタメタになっちゃう人もいました。
二日間の講座でしたので、最終日のオーディションに備えて本気で練習してきてくださいと言われました。

私はと言えば、懇親会の2次会行って、ホテルに帰ってテレビ見て、安眠しました・・・

そして翌日、本番が始まります。
みんな固すぎ~。

そして本番。
いや~、驚きました。

あれだけ緊張してた皆さんが本番においてベストパフォーマンスを成し遂げたのです。
ビフォーアフターが本当に違う。
しかも全員(私を除く)。

なぜか?
何が良かったのか?

皆さんのコメントなどを聞いていて感じたのは、まず、みんな緊張しているということを表現していたこと。
そして、参加者の皆さんは育自の魔法がで好きで好きでたまらないという方々ばかりでしたが、緊張はしてもこれだけは伝えたい!ことはしっかり表現しようと思っていたとのこと。

ここには、あがり症克服のエッセンスがあります。

まず、緊張していることを表現していること。

あがり症は否定の病です。
あがっていることを認めようとせず、断固として拒絶します。
なのに、今回参加した皆さんはあがっていることを包み隠さず認め、表現しているのです。
これはあがることの受容です。

そして次に、あがらないようにではなく、たとえあがってもこれだけは伝えたい!という思考。
伝えたいことが、強く確信していることや大好きなことほどいいです。

この時、人にどう思われるかを乗り越え、人にどう伝わるか、人にどう伝えられるかに集中しているのです。

ここには自分からの囚われから解放されて、他者への視点があります。
これが、目的本位の姿勢です。

本当に見事でした。

繰り返します。
大切なことは、「あがっている」・「緊張する~」・「緊張しています」等、表現すること。
難しければつぶやきでもいいです。
とにかく緊張している自分を認めること。

そしてたとえ緊張しても、伝えるという本来の目的に集中すること。

ここにこそあがり症の回復像があります。