こんにちは。

勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤と申します。

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、回復者、治療者 として、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症の仕組みや克服法、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。

コップの水が半分入っているとします。
ある人は考えるでしょう。
もう半分しかない。

またある人は考えるでしょう。
まだ半分もある。

また、メールを送ってなかなか返事が返ってこなかったとします。
ある人は思います。
何やってんだ、早く返せよ。

またある人は考えます。
何かあったに違いない。

またある人は思います。
まぁ、そのうち返ってくるだろう。

このように、全く同じ出来事があったにもかかわらず、人によって考えや感情が異なってきます。
ものの見方は人によって異なるのです。

また、状況によっても変わってきます。
最初の半分の水の例が、砂漠の中だった時、どう考えるか。
次のメールの例が、仕事上、急を争う時だったらどう考えるか。

大切なことはバランスのとれた、かつ多様なものの見方を出来るようになることなのです。
人は、ものの見方が極端に偏った時、それが他者をあるいは自分自身を苦しめていくこととなるのです。

メンタルヘルスに課題を抱えた人は、どうしてもものの見方が偏りがちです。
起こった出来事を否定的側面からばかり見てしまうのです。
これを認知の歪みと言います。

例を挙げましょう。

◎べき思考・・・「~ねばならない」「こうあるべき」

◎白黒思考(0か100思考)・・・白か黒かで、ほどほどや中間的なものの見方ができない思考のこと。

◎先読み思考・・・まだ来ぬ未来を、あぁなるかもしれない、こうなるに違いないなどとマイナスに捉えて絶望視する。

◎深読み思考・・・他者のささいな言動から推察し、こう思われたに違いない、私のことを嫌っている、などと深読みし、推測にすぎないものを事実としてマイナスに捉えてしまう思考。

◎関連付け・・・起こった出来事を悪いように自分に関連付ける。

◎選択的抽出・・・出来事の中から、自分にとって良いことも起こっているのには目もくれず、マイナスとなることばかりを拾って失望する。

◎過度の一般化・・・1回か、2回程度の出来事を、いつもそうだとか、決して~ないなどと、あたかも毎回そうであるかのように捉えてしまう思考。

ざっと書きましたが、あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の方、いかがでしょうか?
ひょっとしたら全部当てはまってしまうかもしれませんね。

べき思考→人前であがってはならない、緊張してはいけない
白黒思考→ほとんど問題ないのに、緊張して声が少し震えてしまったことで全てが失敗したと捉える。
先読み思考→緊張場面を想像して失敗した自分のイメージ作りに専念する。
深読み思考→人と会話している時、人が目をそらしたのを見て、自分と話すのはつまらないのだと考える。
関連付け→飲み会が白けたのは自分のせいと考える。
選択的抽出→うまくいっている所もあったのにもかかわらず、少しどもったことや、声がうわずった所など、失敗ばかりを意識化する。
過度の一般化→特に問題なく会話できる時もあるのにもかかわらず、私は誰ともうまく話せない、誰もが私と話す時はいつもつまらなそうにしている、と考える。

ここで強く言っておきたいことは、べき思考が強いからダメとか、深読み思考が強くてダメといったものではないということです。

べき思考は、より向上心の強い人にとっては成長するために欠かせないことでしょう。
深読み思考は、人との関わりで相手のことを気付ける人にもなりえます。
先読み思考は、防災等安全管理をするうえで必要不可欠なものです。

つまり、これらの思考が極端に偏った時が、自他共に不健全な状態を作り出してしまうということなのです。
認知行動療法はこれを緩めていく技法です。

極端に偏った思考が緩められた時、それは、がんじがらめになった自分の心をも緩めていくことに繋がるでしょう。

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