こんにちは。


勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤と申します。

 

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、克服者、治療者 という全ての体験を経た勇気づけカウンセラーが、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症の仕組みや克服法、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。

 

昨日は認知行動療法の中のアサーションについて語りました。
アサーションとは自分も相手も大切にする表現技法のことを言います。

それで昨日はアサーションの由来やアサーション権とはなんぞや?ということを説明しました。
アサーション権とは、人には自分の行動の選択を自分で決められる権利があるということであり、他者にも同様にそれがあるということを意味します。

右に行ってもいいし、左に行ってもいい。
好きと言ってもいいし言わなくてもいい。
選挙に投票していいししなくてもいい。
ただしそれらを選択する結果に伴なう責任は自分で取ること、そして他者の権利も認めること。
これがアサーションです。

それで今日は具体例で話します。

<例>
あなたは最近毎日遅くまで残業し体調もあまり良くないです。今日は早めに布団に入って寝ようと思っていました。すると友達から電話がかかってきました。いやな予感がしながらも電話に出ました。「もしもし・・・」

※上記の時皆さんはどんなふうに行動しますか?ちょっと考えてみてください。

<行動例3パターン>
①攻撃的な自己表現
「お前、いったい何時だと思ってんだよ!ほんと非常識だよなぁ、明日にしろ明日に」
う~ん、こりゃ私にはなかなか言えない・・・

②非主張的な自己表現
(いや~、まいったなぁ・・・長くなるかもしれないなぁ・・・断るとムッとするかもしれないしなぁ・・・)などと内心で揺れながら「どうしたの?・・うん、・・・うん・・」などと話を聞いていく。
ありゃまぁ、これは私にドンピシャかも。

③アサーティブな自己表現
「ごめん、最近残業がずっと続いててちょっと体調悪いんだ。短い時間なら大丈夫だけど長くは聞けそうにないんだ。もしくは明日かけ直してもらえる?」
う~ん、これは自分も相手も大切にしてますよね。こんな表現できるといいですね。

では、もう一つ
<例2>
あなたの部下に元気はいいけどちょっと抜けてておっちょこちょいな鈴木君がいるとします。鈴木君の些細なな確認ミスが改善しないことにあなたは最近気になり始めています。案の定、また鈴木君が安易なミスしました。上司としてここは何か言わなければなりません。あなたは何と言いますか?

さぁ、いかがでしょう?

①攻撃的な自己表現
「おい鈴木!ちょっと来い!なんでお前はこんな単純ミスばっかしてんだ?!大体なぁ・・・」
ちょっと怖いですねぇ。

②非主張的な自己表現
(不満に思いながらも抑え込んで努めてにこやかに)「鈴木君、ちょっといいかな?どうしたのかな?何か問題でもあったのかな?次からはしっかりいこうね」
う~ん、弱っ。

③アサーティブな自己表現
「鈴木君、ちょっといいかな?いったいどうしたんだ?ちょっとがっかりしたぞ。君ならそれぐらいやれてもいいはずだ。次からはしっかりやってくれよ」
これは自分の気持ちもきちんをアイメッセージ(「私は~」で始まる文章。ここでは「(私は)ちょっとがっかりしたぞ」にあたる)で伝えているアサーティブな表現ですね。

社交不安障害の方々は基本的に非主張的な自己表現になることが多いです。いきなりアサーションでやろうと言ってもそう簡単にいくものではないと思います。そういった時には一番分かりやすいアイメッセージで伝える技法を覚えておくといいです。

(例)
・きついことを言われた時に「なんであなたはそんなこと言うの?」ではなく「私はそう言われると傷つく」

・いつも迷惑をかけてばかりの人に「もう・・・しょうがないなぁ・・・」ではなく「私は不満だ」

・余裕が全くない時に無理な要望をされて「あ、全然平気ですよ」ではなく「(私は)ちょっときついです」

アサーティブな表現ができるようになると自分にとっても周りにとっても良いことですよね。

(明日に続く。明日は認知行動療法の一応最後の予定)

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