こんにちは。


勇気づけを理念に対人援助の仕事をしています佐藤と申します。

あがり症克服カウンセリングを専門とします。
 

あがり症(社交不安障害、対人恐怖症)の当事者、克服者、治療者 という全ての体験を経た勇気づけカウンセラーが、あがり症に悩む全ての人のために、あがり症克服法やあがり症の仕組み、そして赤裸々な体験など、あがり症の全てを語っていきます。

統合失調症という精神疾患があります。
これは非現実的な妄想の病です。

電波か何かから自分に話しかける声が聞こえる。
誰も何も喋っていない時に悪口を言われた。
心を読まれた。
ラジオで自分のことを放送していた。
etc・・・

以前、ある統合失調症がの方が言いました。
自分が家にいない間に誰かが入ってきて自分のCDをいじっている、などと。

その方は切に訴えます。
「CDが3センチ元の位置からずれていたんですよ!」
「ティッシュが何枚か抜き取られていたんです!誰かが勝手に部屋に入ったんだ!」

こちらは内心「は?」です。
しかし本人は本気ですから話を聞きます。
そんなことはないなどと話しても収まりません。

そんなことが繰り返されていき、やがてその方は部屋のドアに張り紙をしました。
「勝手に部屋に入るな!泥棒!」
そして、やがてその方は部屋の鍵を変えました。

またある方はこんなことを言いました。
「佐藤さん聞いてくださいよう。この前ブッシュ大統領が僕のことテレビで喋ってたんですよ~。FBIが僕のこと探しているみたいなんですよ。」

この方との関係性でいじってもいい方だったんで、私はその話に乗っかります。
「マジっすか!〇〇さん!」
「それで?」
「ほー」
「ふーん」などと聞いていきます。
本人は逃げた方がいいんですかねぇ?などと聞いてきます。

私は更に輪をかけて
「いや、ちょっとブッシュは分かってないっすね。ちと今からアメリカ言ってブッシュに一言言ってきますから。んじゃ失礼します」などと言って席を立とうとすると、

「また~、佐藤さん冗談きついんだからぁ~」
などと言ってようやく変な話になってることに気付きます。
妄想倍返し作戦です。

ちょっと話が飛躍しました。

私がここで話したいのは、統合失調症者は時に現実の世界から離れ、架空の妄想の世界に生きるということです。
現実は何一つ変わってないのに本人の頭の中では様々なストーリーが展開されているのです。

私は常々、妄想が幸せな妄想だったらどんなにかいいのにと思うのですが、残念ながら被害妄想などマイナスで本人を苦しめる妄想になるのが現実です。

それで、この現実の世界に生きず妄想の世界に生きるという点において、統合失調症の方ほどとは言いませんがあがり症の方にも当てはまる所があると思うのです。

あがり症の方は普段は普通なのですが、緊張場面などが想起されるような状況になると途端に妄想の世界に入ります。

予期不安ですね。
やれ、失敗したらどうしよう、自分の番になったらどうしよう、声が震えるんじゃないかなどと不安になります。

そして過去の経験データを引っ張り出して、何分後か何日後かは分かりませんが未来の緊張場面を想像します。みんながこちらを見ている。
やばい、緊張しているのが分かられるのではないか。
ありありと鮮明にそのシーンを妄想します。

このモードに入ったら現実の世界から遊離していきます。
まぁ、簡単に言うと人の話など聞こえなくなります。
現実の目の前の出来事にとても集中できなくなるんですね。

そして、時が来て実際の緊張場面を終了します。
普通だったらこれでやれやれなんですが、あがり症の方はそうはいきません。

終わった出来事のビデオフィードバックです。
何度も巻き戻してビデオチェックです。
この時のチェックの仕方には絶対のルールがあります。
それはあらゆる角度から自分の失敗のあら探しです。

やれ、ここがだめだった。
ここで顔が固くなった。
声が震えた。
あ~、もうだめだ最悪だ。
しかも一回巻き戻してのチェックではなく何度も何度も擦り切れるかのようにビデオ再生します。

この時も予期不安の時と同様、現実の世界から遊離します。
人の話を聞いちゃいません。ていうより聞く余裕がないです。

ふ~、疲れちゃいますよね。

予期不安から始まり過去のフィードバックまで、あがり症の方は、今ここのリアルな現実体験から離れ架空の世界へと思考が忙殺されます。

今を生きていないのです。

現実は、あがり症の人が悩もうが悩むまいが何一つ変わりません。
現実それ自体は、それ以上でもそれ以下でもないのです。

あがり症の方にとって必要なことは、あがろうがあがるまいが何よりも現実体験をあるがままに体感していくことなのです。
いや、むしろあがってもいいのです。
人としてあがることは何も変なことではありません。

あがっている自分をあってはならないとこととしてあがっていないふりをするのではなく、あがっている自分をありのままに体験することこそが必要なのです。

 

(統合失調症の方々の名誉のために言っておきたいことがあります。よく何か事件があって統合失調症など精神疾患をお持ちの方々が加害者だと「統合失調症=危険な人々」などと捉えられうるのですが、強く否定しておきます。統合失調症の方の犯罪率は、むしろ健常者よりも低いという調査結果があります。私がこれまで接してきた統合失調症の方々は誰かを傷つけたりすることなどとてもできそうにない方々がほとんどでした。健常者の中にも犯罪する人がいるように統合失調症の方にもいるというただそれだけなのです。)<
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