あがり症克服の考え方(その一)

では、どうすればいいのでしょうか?ここでは大きく三点あげます。
一つは症状には一切取り組まないこと。私のセミナーではあがり症の皆さんに問います。これまであがらないようにとやってきたことで何かうまくいったことはありますか?と。

ほとんどの場合、シーンとなります。誰しもが何をやってもうまくいかなかったからこそ、あがり症が維持されているのです。

そこで、症状はあってもなくても、緊張しても緊張しなくても、それはほっといておいて今、目の前のことに取り組む、目の前のことに集中していくようにとお伝えします。
頭の中であれやこれや考えても決してうまくいきません。それはあがらないようにあがらないようにと、結果あがることばかり考えてしまっているからです。

それよりむしろ、予見なく現実生活に飛び込むことこそが大事なのです。そうして思考中心から行動中心へと変えていくことで症状のことを忘れる瞬間が増えてくるのです。

あがり症克服の考え方(その二)

そして二つ目は感情との戦いを止めることです。
湧き上がる緊張と不安を何とかしよう挑み続けたあがり症の方は百戦百敗の猛者です。勝ち目のない戦いを挑んでしっぺ返しを喰らい続けてきたのです。

感情と不安は否定したり蓋をするのではなく、しっかり感じきることで流れていくのです。

だから、今後不安と緊張を感じたときは、抗うことなくただただ、じっと感じきってみてください。感情を見つめ続けてみてください。何か気づくことがあるでしょう。

あがり症克服の考え方(その三)

最後に、味方探しです。
あがり症の方は自分の価値が試される場面を最も恐れます。あたかも敵国の中にいるかの様に振る舞います。そうして他者の中に敵である証拠を見つけるのです。あぁ、やはり自分は否定されている、自分は軽蔑されたに違いないと。

彼ら彼女らに必要なことは味方探しです。自分が失敗してもあがっても否定されない、大丈夫と思える環境にいられた時、たとえあがったとしてもそれに対して過剰なまでの自己否定をすることなく他者の視線に怯えることなくいられるのです。

あがり症の克服とはあがらなくなることではありません。たとえあがったとしてもそれに良し悪しを付けずにあがりが流れる様になっていく、それが真のあがり症の克服なのです。

ライブドアニュース掲載文参照(佐藤健陽) 2017.7.11
http://news.livedoor.com/article/detail/13320368/

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